高浸透性コンクリート用
防錆剤(サビラン)維持管理ソリューション

Sabiran / Maintenance Solution

概要

サビランは、建設後の経年劣化により腐食環境下にさらされたコンクリート構造物内の鉄筋に対し、防錆効果を回復させることにより既設構造物の延命化を図る浸透性の防錆材料です。

コンクリート劣化状況(2002年10月撮影)
サビラン塗布後17年経過(2020年9月撮影)

このような課題を
解決します

  • 1. 鉄筋腐食の進行を抑制し、コンクリート構造物を延命化したい。
  • 2. コンクリートの鉄筋防錆補修を低コストで行いたい。
  • 3. 繰り返しの補修工事をなくし、維持管理コストを低減したい。

特長

  • 既設コンクリートの表面に塗布することにより、防錆剤がコンクリート内の鉄筋位置まで浸透し、防錆効果を発揮します。
  • 水と比較して約2.7倍の浸透性能を持つ材料です。
  • 腐食が進行中の鉄筋に対しても防錆効果があるため、錆の進行を抑制できます。
  • 表面に塗布するだけの簡易な施工であるため、面的補修等の予防保全的な維持管理に特に効果的です。
  • 一度の塗布で効果が約10年間継続します。また、同一箇所への再塗布により効果がさらに継続します。

防錆処理効果(錆の進行)

未処理

サビランA無塗布 内在塩化物イオン0.6kg/m2

サビラン塗布

サビランA塗布 400ml/m2 内在塩化物イオン0.6kg/m2

防錆処理効果(錆の面積変化)

塩化物添加量(kg/m3)

※マイナス値は測定上の誤差

従来技術に対する優位性

従来技術 サビラン
補修対象・
区分
腐食が顕在化した鉄筋(事後保全) 潜在的に錆が発生している鉄筋(予防保全)
補修の
信頼性
補修した近傍で腐食が進み、繰り返し補修が必要 面的に補修できるため、繰り返し補修なし
維持管理
コスト
繰り返し工事でコスト高 繰り返し工事がなく低コスト

適用領域

  • コンクリート構造物全般(トンネル、橋梁(橋台・床版 等)、マンホール、共同溝 等)

登録技術

  • 特許 第5112713号(2012年10月19日)
  • NETIS TH-140006-A(2014年10月23日)

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